猫のちゅーるの頻度、一日四本は大丈夫?与える頻度が高いと危険なのは本当なのか検証!

ペット

猫を夢中にさせる魔のおやつと言われるちゅーる。
夢中にならない猫はいない、といわれるほど食いつきが本当に良いんですよね。

このちゅーるについてなのですが、パッケージの裏面を見ると与える量についても記載されています。

「与える量は一日四本まで」

というこの記載。
市販でよく売られている袋入りは4本入りものが多いですよね。
それを一日で消費してもいいの…!?

猫の健康面を考えるとそんなに与えていいのか気になるところ。
ここではそんなちゅーるについて、

  • 本当に危険なのか成分から解析
  • どのぐらいの頻度を与えるべきなのか

について調べてみました!

ちゅーるのまぐろ味の原材料から解析

一時期ちゅーるについてきたちゅーるの抱き枕

まぐろとまぐろエキス

まぐろ味というだけあって、まぐろとまぐろエキスが含まれているようです。
猫に生身の魚はNGとよく言われてますよね。
それだけに生身の魚が入っているとちょっと心配になります。

生魚を与えない方がいい理由
  • 生魚は寄生虫などがいる場合があるため病気の原因になる
  • 青魚は不飽和脂肪酸が含まれているため、黄色脂肪症という病気になる
  • 身体に害がなくとも人のご飯を貰うことを覚えてしまう

ではまぐろについてはどうなのでしょうか?
調べてみたところ、

まぐろには猫に危険な成分が含まれているため、それらが健康を害す可能性がある

ということがわかりました。
実際には「水銀」「有機ハロゲン化合物」などが原因で、水銀中毒になったり甲状腺機能亢進症を引き起こすこともあります。

水銀中毒に関しては水俣病事件が有名で、異常行動を起こして亡くなってしまう猫が多かったようです。
甲状腺機能亢進症にかかると臓器に負担がかかり、こちらも最悪亡くなってしまうことも考えられます。

タンパク加水分解物

タンパク加水分解物というのは、うま味やコクを出すために使用されています。
ちゅーるに喜んで飛びついてしまうのもこのうま味のおかげなのでしょう。

タンパク加水分解物に関してはほぼ身体に影響はないということもわかっています。

タンパク加水分解物はタンパク質を細かく分解しているため消化率を高めることができ、タンパク質をそのまま摂取するよりも消化器官への負担を減らせるメリットがあります。

ただごくごく低い確率でですが、このタンパク加水分解物を製造する際の分解法次第ではガンにかかってしまう可能性もあるようなんですよね。
製造法には酸分解法、酵素分解法、熱水分解法の3つがあります。

このうちの塩酸を用いて製造する酸分解法のみ、「クロロプロパノール類」という発がん性の物質を少量生成してしまうことがあるようなのです。
まさか分解時に発生するなんて思わないですよね…。

とはいえ少量であることや、あくまで可能性であることからこちらに関しては悪影響はないと思われます。

糖類(オリゴ糖等)

糖類には色々あります。
「オリゴ糖等」と表記している以上、オリゴ糖以外にも含まれている可能性は高いということ。
どんな糖質が含まれているかまでは載っていないのですが、ここでは敢えて炭水化物として呼ばせていただきます。
(炭水化物は食物繊維と糖類が合わさってできています)

ここで気になるのは猫に炭水化物は必要なのか?という点。

足らないと病気になってしまうかも?
でも多すぎるとそれはそれで大変なのかも?

思うことは色々ありますよね。
結論からすると、炭水化物の過剰摂取は危険だということがわかっています。
ですが逆に過剰に控えるのもダメだという説もあるんですよね。

…どっちなんだろう??

ちなみに炭水化物を摂取することには、以下のメリットとデメリットがあります。

炭水化物摂取のメリット
  • ビタミンやミネラルなどの必要な栄養素を摂取できる
  • 腸内環境を整え、便秘を解消したり免疫機能を上げてくれる
炭水化物摂取のデメリット
  • 糖質を過剰摂取すると肥満になってしまう可能性がある
  • 泌尿器系の病気や食物アレルギーを引き起こす可能性もある

摂っても摂らなくてもある程度のリスクはあるということですね。
ですが猫は腎臓などの病気も起こしやすく、他にも泌尿器系の病気にもかかりやすいです。

これらを考えると、必要最低限のみ摂取することで十分だということがわかります。

猫の食べるものに炭水化物を増やすのは、内容量を増やす目的が主だった理由のようです。
このおかげでコストを減らすことができ、安価でキャットフードなどを購入することができています。

植物性油脂

植物性油脂は動物性油脂に比べて酸化や劣化が遅いです。
ちゅーるの賞味期限が2年間であるのも、この植物性油脂が成分に含まれているからなのでしょうね。

では猫にとって危険はないのでしょうか?

正直なところ、絶対に危険がないとは言い切れません。
というのも以下の事から危険視されている部分があるようなんです。

  • 表示がないことが多く、どんな植物が使われているかがわからない
  • 圧搾法で製造される植物性油脂はビタミンやミネラルが失われる
  • また圧搾法で有害な薬剤を使用することが多いため、残った薬剤を猫が摂取してしまう可能性がある

猫が食べてはいけない植物は非常に多いです。
アジサイやイチョウ、アボガドやザクロなども猫には危険な植物の1つです。

キャットフードに使われる植物性油脂は、高確率で「大豆油」「ヒマワリ油」「パーム油」などが使われています。
あくまでこれが使われている可能性が高いというだけで、このほかにも色々な植物性油脂を使っていることもありえるんですよね。

それに猫にとって危険な植物を使っていないとしても、圧搾法の過程で危険も伴う事があります。
動物性油脂よりは危険は低いようですが、植物性油脂も身体にいいとは限りません。
多く摂取するのは控えたほうがよさそうですね。

増粘剤(加工でん粉)

これはフードの食感をよくするために使われているものです。
ちょっと粘りっけがあるのも増粘剤の影響なのでしょう。

加工でん粉は猫に危険はあるのかどうか。

こちらに関して調べてみましたが、猫に危険があるという記載はありませんでした。
加工でん粉の中にもラットに長期毒性試験を行った結果、腎臓にわずかながら変化が見られた試験結果も出ているようです。
もしかしたらごくごくわずかの可能性でガンにかかってしまうかもしれません。

とはいえ「絶対に危険な成分」と断言されているものではありません。
危険性は極めて低いと思って良いでしょう。

ミネラル類

キャットフードに含まれるミネラル類には様々なものがあります。
結果から言えば、ミネラル類の摂取量は多くても少なくてもダメなようですね。

ミネラル類の不足でかかる病気
  • 骨軟症
  • 成長不良
  • 腎臓や心臓の障害
  • 筋力低下
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 貧血
  • 免疫力低下
  • 無気力
ミネラル類の過剰摂取でかかる病気
  • 成長低下
  • 下部尿管疾患
  • 食欲不振
  • 貧血
  • 胃痛
  • 繁殖障害
  • 発熱
  • 全身脱毛
  • 出血
  • 下痢
  • 慢性中毒性腎臓障害
  • 湿疹性皮膚疾患

ミネラル類にはカルシウム、リン、食塩、カリウムなどがあります。
それらが過剰に不足したり摂取しすぎたりすることで、猫にとって危険な病気をもたらしてしまいます。

特にキャットフードには「リン含有量が少な目」というキャッチフレーズで売り出しているものも多いです。
これは慢性腎不全にかかってしまった猫に対して、腎臓に負担をかけてしまう成分の1つのリンの摂取を控えさせることができるからです。
(他には塩分やタンパク質が含まれます)

猫は腎臓病を患いやすい猫です。
そのため腎臓病にかかってしまった時、完治はできなくとも食事で進行を遅らせることが可能です。
少しでもリンの摂取を控えさせることで、少しでも病気の進行を抑えるようにすることができます。

ですがミネラル類不足は他の病気も招いてしまうので、多量に含まれていなければ問題ないでしょう。

増粘多糖類

これもちゅーるのちょっとした粘り気の要素の1つですね。
さきほどの増粘剤同様、猫が好む食感へ変えてくれている成分です。
増粘多糖ってなんだか身体に悪そうなものを寄せ集めているような字面ですよね(笑)

実際のところ、過剰に摂取しすぎなければ問題はありません。

増粘多糖類に含まれる添加物はアラビアガム、クアーガム、カラギーナン、ペクチン、キサンタンガムなどがあります。
これらは摂取しても健康を害すようなことはあまりないようです。
なのでこれを含んだ食べ物を食べても猫の健康被害に繋がることは少ないと言えます。

ですが中には動物実験で発がん性が見られるものもあります。
「トランガントガム」や「ファーセラン」、「カラギーナン」などがそれに該当しているため、大量に摂取することは避けたほうが賢明でしょう。

調味料(アミノ酸等)

アミノ酸というと身体によさそうなイメージがありますよね。
タンパク質の中にも必須アミノ酸があり、もちろん犬や猫にもそれは必要になります。

「これは良い成分かな?」
と思いがちですが実はそんなことはなかったようです…。

この”アミノ酸等”は必須アミノ酸ということではなく、「グルタミン酸ナトリウム」という添加物なんだそうです。
それで調味料という記載になっていたんですね…。
現在はこのグルタミン酸ナトリウムは「調味料(アミノ酸等)」と表示されるのが普通となっています。

グルタミン酸ナトリウムはうま味調味料として有名だよ!

これはうま味を出すために含まれている成分です。
猫がちゅーるに夢中になるのもこのうま味成分あってこそなのでしょう。

では実際に身体に影響はあるのでしょうか?

化学調味料と聞くと非常にイメージは悪いですが、グルタミン酸ナトリウムから感じるうまみはほんの微量で大丈夫です。
ちゅーるにこの「調味料(アミノ酸等)」がどのぐらい入っているかは不明ですが、ほんのひとつまみの微量であれば必ずしも害にはならないようです。

ですが過剰摂取をしてしまうと、脳に障害を起こしたり眼に異常を来したりします。
味覚障害も起きてしまうので、過剰摂取は絶対に控えるべきでしょう。

ビタミンE

こちらは猫にとっても必須です。
ビタミンEが不足してしまうと黄色脂肪症(イエローファット)という病気にかかってしまいます。
なので猫の健康に繋がる良い成分といえるでしょう。

黄色脂肪症の症状

腹部や胸部などの皮下脂肪が変性してしこり、炎症などが見られるようになります。
進行すると、歩行異常や食欲不振に繋がります。

他にも健康な皮膚を保つのにも役立っています。
猫の健康維持をしてあげるための、ビタミンEを摂取できるサプリメントも出されているほどです。

過剰摂取に関しては特に病気になったという例はあまりないようです。
とはいえビタミンEも無理に過剰に摂る必要はないでしょう。

緑茶エキス

猫のトイレ砂などに緑茶成分が含まれていることがありますよね。
においなどを消してくれる成分、というイメージが強いです。
では緑茶から抽出された緑茶エキスは猫が食べても無害なのでしょうか?

総合的に見てみると、微量であれば健康作用が得られると推測されています。

緑茶に含まれるカテキンには抗がん作用や歯肉炎予防、L-テアニンには特発性膀胱炎を予防できるとされています。
あくまで可能性の話ではありますが、健康面に良い効果をもたらしてくれそうですね!

もちろん緑茶をそのまま飲んでしまうとカフェイン中毒などの問題が出てきます。
あまりに摂取しすぎてしまうと、精神的に不安定になったり痙攣して猫の健康を害してしまうことがあるんですよね。
事故でお茶を飲んでしまってしまった際には、きちんと病院に連れていくようにしましょう。

紅麹色素

カビの一種であり、漢方の原料や紹興酒の製造時に使用されています。
紅麹自体は赤色に着色させる着色料としても使われていますね。

猫にとっての紅麹色素については、多量に摂取しなければ健康被害は少ないと見て良いと思います。

紅麹色素の長期摂取の危険性や毒性についてはあまりデータがないようです。
経口摂取による動物実験では毒性は見られず、安全性は高いとされています。

ですが長期的なものや大量に摂取してどうなるのか。
また猫に与え続けても大丈夫なのか。

安全性は保証されていないので、大量摂取は控えるべき成分ということなのでしょう。

これらのことを総合的に考えると、

ちゅーるを一日四本与えると健康被害を及ぼす可能性が高い

と考えられます。

ほとんどの成分にメリットデメリットがあるものの、健康被害に対するデメリット要素の方が多いです。
塩分濃度も低めとはいえ、必要以上に与えると腎臓に負担をかけて腎臓病にかかるリスクを増やしてしまいます。
なのでできれば最大でも一日一本に留めておくぐらいが良いでしょう。

一日四本で必要塩分量を超えてしまうこともある

一日四本は基本的には多すぎます。
健康な猫に一日に四本も与えてしまうと、少量だからこそ害のない成分を過剰に摂取して健康を害する可能性も出てきます。

あげる頻度は最多でも一日一本までにしておいた方が良いです。
(ご家庭によっては一週間に一本、病院のご褒美に一本など、一日一本以下は守られているように感じます)

もし与えすぎてちゅーるしか食べないようになってしまったら、以下のような方法で対処してみてください。

ちゅーるの塩分はおよそ0.4~0.6%、ものによっては1.0%ぐらいの塩分濃度があるものもあります。
これは食塩を入れているというわけではなく、含まれている成分や材料から出ている塩分なのでしょう。

ですが猫のご飯やおやつとして0.6%というのは低めの濃度です。
余裕で1%を超えてしまうものも多いですからね…。
安心して与えられるのは確かなようです。

だからといって一日四本与え続けると、上記の成分たちのよくない部分を摂り続けた結果病気になってしまったり、腎臓に負担をかけてしまうのは確かです。
そもそも成分表には何の材料が含まれ、どんな精製法をしているのか等は載っていません。
必ずしも絶対安心安全とは限らないのです。

なので与えるとしても最低一日一本にしておくのが賢明です。
例外があるとすれば、加齢や病気で食事をしない時ぐらいでしょうね…。

かくいう私も、ご飯を食べない老猫の介護では最後までちゅーるのお世話になっていました。
黒毛和牛とグレインフリーのちゅーるに薬を混ぜ、シリンジで与えていたんですよね。
シリンジでも与えられる柔らかさなので、老猫の介護にもちゅーるは便利です!

健康な猫は腎臓病を進行させてしまう可能性が高まるので、ちゅーるの与えすぎには注意するようにしましょう!

猫にちゅーるを与える頻度や成分についてまとめ

ここではちゅーるについて、成分についてや与える頻度について以下のようにご紹介していきました。

  • 安全な成分も多いが記載されていないものも多いため、絶対安全とは限らない
  • 総合的に見ると過剰摂取しすぎると危険な成分もある
  • 与える頻度は最大でも一日一本を目安に与えたほうがいい

猫のちゅーるへの食いつきは本当にすさまじいですよね。
パッケージを見ただけで目を輝かせる子も多いようです(笑)

ですが与えすぎることで腎臓病を進行させたり、ちゅーるしか食べなくなってしまう危険もあります。
与えるのはご褒美の時や一日一回のおやつぐらいに留めておき、「常に貰えるものではない」と教え込んでおきましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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